『これだけは読んでおきたい素敵な絵本100』より P.146  No.092

『だいじょうぶ だいじょうぶ』 いとうひろし 作・絵 講談社 1995年

「おじいちゃん」と「ぼく」の家族愛、いたわりが感じられるほのぼのとした1冊。誰しも人生につまずき、行き詰まり、悲しんだり泣いたり…の連続ですが、誰かの「だいじょうぶ」に励まされて、その都度乗り越えてきた自分がいます。作者のいとうひろしさんは、「本書を単なる癒しの本ではない。大人が子どもに『だいじょうぶだよ』と言うときは、その裏側に子どもが大丈夫だと思える環境を作らなくてはならない。覚悟が必要」と仰っています。深いですね。