『ずーっと ずっと だいすきだよ』

『これだけは読んでおきたい すてきな絵本100』より P.131 No.083

『ずーっと ずっと だいすきだよ』
ハンス・ウィルヘルム 文・絵
久山太市 訳
評論社 1988年

犬の「エルフィー」をこよなく愛した主人公の「ぼく」との友情物語。ある朝、ぼくが目を覚ますと長年一緒だったエルフィーが亡くなっていて、家族が深い悲しみに包まれるのですが、「ぼく」だけは違っていました。

なぜなら、「ぼく」は毎晩「エルフィー」に言ってあげていたから。「ずーっと ずっと だいすきだよ」って。 我が家のビーグル犬も16才。今では足腰も弱り、目も見えなくなって、昼間は殆ど眠っているばかり。そんなに遠くない日にやってくるその日に後悔しないように、ずっと言い続けようと思います。「ずーっと ずっと だいすきだよ」って。